就活

新卒検査技師の就職活動(病院)

2020年9月17日

今回は病院の新卒の就職活動(就活)について書いていきます。

就活をする学生にとっては不安が多くあるかもしれません。

 

ナオキ
私自身、就活中は不安だらけでした
精神的にも追い込まれていました

 

1日で筆記試験~面接までの採用試験を終了する病院もあれば、日程を2,3日に分けて採用試験を実施する病院もあります。
ご自身が受けられる病院の募集要項を確認してから、採用試験の対策に臨むようにして下さい。

 

 

今回の記事内容

  • 病院の新卒の就活時期
  • 募集人数
  • 採用試験で出題される内容

 

 

 

就活時期

病院の就活時期は一般企業の就活時期よりもだいぶ遅いです。

病院によって異なりますが、大体9月から始まるところが多いです。

そして、就活はあっという間に終わってします。

ナオキ
病院の就活は短期決戦です

 

 

 

基本的に9月以降が多い

 


ポイント


病院の就活時期は基本的に9月~11月が多い



 


その後は新卒採用の募集を出している病院が少なく、探す方が難しくなります。


年明けに新卒採用の募集を出している病院もありますが、ほとんどないと思われます。


ナオキ
国家試験日に近いこともあり、採用試験を受ける人は少ないです
国家試験に落ちてしまっては元も子もないので、募集もほとんどありません



 


 


9月よりも前に募集を出す病院もある


9月よりも早い時期に募集を出す病院もありますが、少ないです。


 


 


しかし、大体の学生は病院実習と重なっているので、受ける人も少ないと思われます。


専門学校や大学の病院実習時期が8月まであり、就活をするのが難しい学生もいると思います。


そのため、この時期に応募する人は少ないと思います。


 


ナオキ
私自身、5月に大学病院の採用試験を1つ受けたことがあります
どんな問題が出題されるのかを知るために受けたようなものです

 


 


 


国家試験日以降にも募集する病院がある


国家試験後に募集する病院もありますが、本当に稀です。


ナオキ
国家試験日以降にもあるかもしれないという期待は持たないようにして下さい。

 


仮に、国家試験後の新卒採用をしたとしても、3月になってしまいます。


病院側が募集を出す理由としては、急に辞職する人や産休入りしてしまう人がいるためです。


病院としてはあと1ヶ月で新年度になるので、書類など色々と面倒な作業があり、国家試験後に募集はあまりしたくないと思われます。



ナオキ
私が大学を卒業する間近に新卒採用をしている病院を1つだけ見たことがあります



 


 


 


募集人数

多くの病院が提示する募集人数は若干名』です。

若干名は基本的に1人~3人で、多くても4人です。

ナオキ
5人はないと考えられますが、間違っていましたら、申し訳ございません

 

 

募集人数を『〇人』ではなく、『若干名』と表記する理由は病院によって異なります。

恐らく、1人しか採用するつもりがない場合、応募する人が少なくなってしまい、良い人材に出会うことができなくなってしまうかもしれないので、『若干名』と表記しているかもしれません。

応募する人数は多く、採用する会場には50人以上集まることもあります。

ナオキ
私が就活していた際に、筆記試験や面接で50人以上いたのを覚えています

 

ポイント

募集人数は基本的に1人~3人

※病院の状況により異なる

 

 

 

 

病院見学

病院によっては事前に病院見学をしないと採用試験を受けさせない病院もあります。

病院見学はできるだけ見学をすることをお勧めします。

 

病院内の部署配置や勤務している人柄も見ることができます。

また、病院のホームページに記載していない内容や面接では聞けない内容も質問することができます。

このような機会はあまりないので、積極的に参加することをお勧めします。


ナオキ
病院見学をしなくても採用試験を受けられる病院もありますが、私は見学しておくことをお勧めします

 

 

 

 

採用試験内容

採用試験の内容はどの病院もほぼ同じです。

ポイント

・書類選考  履歴書(エントリーシート)
・筆記試験  
・小論文
・面接
・(英語論文)

 

主に上の4つが試験内容であることが多いです。

英語論文は大学病院など規模の大きい病院で実施されることがあります。

採用試験内容は病院ホームページの募集要項に詳しく記載してあります。

募集要項に記載してある内容を確認して対策をしていく必要があります。

 

 

 

書類選考 

書類選考(エントリーシート:ES)は病院に限らずどの企業も実施している内容ですので、詳細は省きます。

「臨床検査技師は国家資格だから、履歴書で落ちることはないだろう」と考えている人もいますが、落とされることもあります。

ポイント

履歴書(ES)も手を抜かずに書く



 


履歴書は生協などで販売している履歴書で大丈夫です。

手を抜いて、志望動機や自己PRを書くと、即不採用通知が届きます。

ナオキ
私自身、書類選考で1回落とされたことがありました。

 

 

 

筆記試験

 

筆記試験内容は

ポイント

  • 国家試験に準じた問題
  • 一般常識問題
  • 適性検査(性格検査)


メインは国家試験に準じた問題になります。

国家試験に合格しなしと臨床検査技師になることができないので、合格する能力があるかを確かめます。

一般常識問題も社会人としての知識があるのかを確認するために実施します。

 

 

国家試験に準じた問題

国家試験に準じた問題は過去に出題された国家試験問題(過去問)が出されます。

病院によっては独自の問題を作成しているところもあります。

独自の問題を作成している病院は本当に難しい問題を出題してくることもあります。


対策は過去問をひたすら解くことしかありません。

ただ過去問を解くだけでなく、問題に対する解答が何故その解答になるのかまで理解する必要があります。

闇雲に問題を解いているだけでは筆記試験を通過することは難しいかもしれません。

 

一般常識問題

一般企業で実施される一般常識問題とほぼ同じです。


ポイント

基本的には国語、数学、理科、社会、英語、時事問題

 

一般常識問題は出題しない病院もあります。

対策は常日頃ニュースを見ていたり、中学生までに習ったことを復習するくらいです。

特別なことをする必要性はないと思います。

 

ナオキ
私自身、一般常識問題を受けた回数は少ないです。
個人的には一般常識問題を出題する病院は少ないと思います。

病院側は新卒採用に手間を掛けたくないので、一般常識問題を実施しないことがあります。
採用に重きを置いている病院は一般常識問題を出題します。

 

 

適性検査(性格検査)

適性検査(性格検査)は自分の性格がどのようなタイプであるかを知るために実施します。

これは対策する必要がなく、正直に回答することが一番です。

 

問題に対して正直に回答しなしと、回答に矛盾があると判断されてします。

性格に問題があるのではないかと疑われます。

そのため、正直に回答した方が良いです。

 

 

小論文

小論文は800字以内を60分で書くことが多いです。

正直、60分は800字をギリギリ書き終える時間です。

出題されるテーマを見て、じっくり考えている時間はありません。

相当、頭の回転が早く、字を書くのも早くない限り書き終えることは難しいです。

そのため、対策が必要となります。

 

800字以内』と指定されたら、原稿用紙の終わりに余白が無いようするのが最良です。

下1行半(目安770字)くらいなら大丈夫かと思われますが、なるべく埋めることお勧めします。

当たり前ですが、800字を超えてはダメです。

 

ポイント

  • 小論文は800字以内を60分で書くことが多い
  • 原稿用紙はなるべく余白が無いようにする

 

 

採用試験日の1週間くらい前から1時間半くらい小論文の練習する時間をつくり、練習する程度で大丈夫だと思われます。

 

主な出題テーマを下に挙げおきます。

主なテーマ

  • あなたがこの病院でできること(あなたがこの病院で活躍できること)
  • 10年後のあなたの将来像
  • 学生時代に頑張ったこと
  • 今までで苦しかった経験
  • 今後の医療に求めらること
  • チーム医療の必要性
  • 高齢社会に対するあなたの考え
  • AIと今後の臨床検査技師に必要なこと


上記に挙げたテーマ以外にも色々なテーマがあります。
採用試験を受ける前に小論文を書いて練習しておいた方が良いです。
出題されるテーマを見た瞬間に書き始められるようしておくのがベストです。





面接

面接を実施する回数は病院によって様々です。

一次面接または二次面接まで実施する病院が多いです。

時々、三次面接まで実施する病院もあります。

 

メジャーな採用日程は2日で実施し、1日目に筆記試験もしくは筆記試験+一次面接2日目に最終面接です。

 

採用日程が1日で終了する場合は個人面接が多いです。

稀に集団面接の病院もあります。一次面接が集団目説で終了する場合は12月や1月など就活時期から遅い病院が多いです。

 




二次面接まで実施する面接方法は病院によって異なります。

二次面接の面接方法

  • 個人面接2回  (メジャー)
  • 集団面接1回→個人面接1回  (メジャー)
  • 集団面接2回  (稀)

 

 

三次面接を実施する病院は私自身みたことがないので、稀だと思われます。

募集人数が多いまたは新卒採用に力を入れている病院だと思われます。

三次面接の面接方法

  • 集団面接→個人面接→個人面接
  • 集団面接→集団面接→個人面接

 

 

面接も対策をする必要があります。

学校の就職支援センターのようなところで面接の指導をしてもらったり、親などに面接の練習をしてもらうのが一番です。

面接では緊張してしまうので、面接練習を何回もやり、自分の考えを落ち着いて話せるようにして下さい。




 

英語論文

英語論文は大学病院など規模が大きい病院で実施されることがあります。

臨床検査技師においても研究することが必要と考える病院があり、英語論文の問題を出題します。

論文は全て英語で書かれているため、このような試験を実施します。

 

試験内容は病院によって異なります。

英訳要約センター試験のような選択問題など様々です。

英語論文は多くの論文で練習して慣れるしかありません。

また、英単語や文法などを知らないと何もできないので、しっかりと勉強するようにして下さい。

1か月で対策することができる人もいますが、英語が無理という人はもっと前から対策をする必要があります。

 

辞書持ち込み可と不可の病院があります。
募集要項などに辞書に関することが書かれているので、確認するようにして下さい。




 

まとめ

臨床検査技師の採用試験も一般企業と同様にしかっかりと対策をする必要があります。

事前準備が重要になります。

 

 

学校にある就職支援センターのようなところで履歴書の添削や面接対策はしてくれるので大丈夫です。

しかし、国家試験に準じた問題、一般常識問題は自分で対策するしかありません。

国家試験に準じた問題を出題する病院は多いので、国家試験の過去問を早めに取り組むようにして下さい。

ナオキ
手を抜かずに対策して下さい

 

 

学校によっては就職支援センターに過去の先輩方が残してくれた記録があると思います。

それを参考に対策するのが手っ取り早いです。

就職支援センターを活用するようにして下さい。

自分が受けようとしている病院の記録がない場合は、自分でしっかりと対策をして下さい。

それしか方法がありません。

 


何回も練習や対策をすることで内定を貰える確率が高くなります。

病院の人事担当者はその病院に適した人材を求めています。

内定が貰えるように頑張って下さい。

  • この記事を書いた人

ナオキ

中規模病院の臨床検査技師から一般企業に転職。 転職期間10ヶ月、応募数は100社以上。 →転職で給料と休日数アップ。 検査技師から一般企業への転職で自信がない、内定が貰えない人向けに記事作成

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