仕事術

【臨床検査技師で仕事ができない人の特徴を紹介】 考えることが身についていない

2021年11月23日

こんにちは、ナオキです!

このブログを読んで下さっている中には医療従事者の方もいると思います。

そんな中、『何で検査技師はこんなにも仕事ができないの』と思ったことがありませんか?

 

 

今回は何故臨床検査技師は仕事ができないのかをご紹介していきます。

 

私自身、検査技師として働いており、職場にいる先輩や後輩は仕事があまりできていないと感じております。

私の職場にいる検査技師に色々な話を聞くと何故仕事ができないかがわかってきました。

前半部分は検査技師が仕事ができない理由を、後半部分はどのようにして検査技師を働かせるについて解説していきます。

 



臨床検査技師の仕事内容は頭で考える必要がない

臨床検査技師の仕事は採血検査などの検体検査、エコー検査などの生理機能検査、病理検査などの検査を取り扱っています。

私から言わせてもらうと、どの検査も頭で考える必要のない検査ばかりです。

 

 

 

検体検査は採血した検体を遠心分離して、機械に流すだけです。単純な流れ作業であり、バイトでもできる仕事です。

追加項目の検査があったとしても、検体を探して検体量に問題がないかを確認して追加をするだけです。

 

また、血液像や尿沈渣を顕微鏡で観察するにおいても、観てそのままを報告するだけです。

 

 

仕事ができない理由

思考停止状態でに作業を進めるだけ

 

 

考えることよりも感覚で検査することが多い

検査技師は検査の技術が一流でなければ、意味がありません。

特にエコー検査や病理検査は技術的要素が大事であり、感覚で検査をしていることが多いです。

 

 

 

エコー検査はどれほど鮮明なエコー画像を映し出すことができるかが重要な役割だったりします。綺麗なエコー画像を映し出すためにプローブの角度を調節したりします。

寧ろ、綺麗なエコー画像でないと医師が診断することができません。

 

また、検査所見を書くにしても結果だけを書き、そこから先のこの症状が疑われるなどを書くことは検査技師にはできません。

病気の症状などを判断するのは医師だけです。

ナオキ
検査技師自身でこの病気だと予想して検査を進めていくことはあります

 



常に考えることをしないから作業効率が悪い

検査技師は常に考えることをしないので、作業効率が悪い人が多いです。

特に作業効率の良し悪しは朝の病棟の採血検体で顕著にでます。

この他にも、精度管理のコントロールを流すタイミングでもわかります。

 

 

 

朝の病棟の採血検体量が多すぎて処理しきれない

1人の患者から採血する本数は大体3~5本であり、多い人ですと、8本や10本以上採血する人もいます。

朝の病棟の採血検体は各病棟ごとにボックスで一気に検査室にきます。

基本的に当直者は1人なので、朝の採血検体を1人で処理しなければいけません。

 

ナオキ
私が勤めている病院では検体数が100件以上あるので、大規模病院になると300件以上かもしれません

 

 

検体の数が多いので、闇雲に検体を遠心分離した後で機械に流して、検査結果を送るようにするのは非常に作業効率が悪いです。

朝の採血では優先順位を考えて行動しなければ、作業効率良くなりません。

 

 

正直、私1人でも検体を遠心分離して、機械に流して、検査結果を送るという作業は無理です。

そのため、私はとにかく検体を機械に流す作業を優先しています。その後、検査結果をまとめて送るようにしています。

チマチマと検査結果を送っていると、遠心分離し終わった検体を流すことができなくなり、非効率です。

 

 

最悪、出勤してきた担当者に検査結果を送ってもらえるような状態にするために検体を機械に流しています。

 

 

 

精度管理のコントロールを流すタイミングも大事だが、検査結果を送る方がもっと大事

効率良く検査結果を送るための方法や精度管理をするためのコントロールを流すタイミングなどを考えない人が多いです。

テキトーに検体を流しておけば、勝手に結果はでます。しかし、効率良く検体を流せば、最短で検査結果を送ることができます。

何も考えずに行動する検査技師がいるので、外来の看護師さんから『まだですか』という問い合わせの連絡があります。

 

 

 

 

精度管理は最低でも1日に2回はしなければいけませんが、コントロールを流すタイミングを考えないと、患者さんの結果が長時間で送られないことになります。

患者さんの検体が少なくなったときにコントロールを流すようにするなど、頭で考えて行動しなければ外来の看護師さんに迷惑を掛けてしまいます。

 

 

人によっては『精度管理が大事だから、外来の看護師の言うことなんか気にするな』という人もいるかもしれません。

確かに精度管理も重要ですが、検査結果を送ることが出来なかったら、患者さんへの処置方法が変わってくるかもしれません。

 

精度管理ばかり優先する人は誰のために仕事をしているのかをわかっていません。

検査技師は患者さんのために仕事をしているのであり、自己中心的な考えで仕事をしているのではありません。

 



周囲の状況を把握できない人がいる

検査技師の本来の仕事は正確な検査結果を送ることです。

しかし、中には検査結果を送らずにデスクの整理整頓をし出す人や当直の確認をする人など様々います。

 

 

周囲が忙しくしているにも関わらず、検査技師の仕事とは関係ないことをする人は周囲の状況が全く把握できていません

また、そういう人は周囲が忙しいのがわかっていても、自分がいなくてもどうにかなると思っています。

寧ろ、自分のする仕事が無いと思い込んで、検査結果を送ることとは関係ないことをしていることもあります。

 

 

誰かから指示をされることが多いと思うのであれば、周囲の状況を把握することから始めるべきです。

周囲が忙しくしていれば、自分が何をすべきかわかるようになります。

 

 

 

 

自分から指示をして仕事しない人に動いてもらう

先輩、後輩に関係なく、指示を仰がないと動くことのできない人がいます。

周囲の状況を把握せずに関係のないことをする人は具体的な指示を与えないと動きません。

抽象的な指示ですとテキトーなことしか仕事をせず、逆に存在が邪魔に思ってしまうこともあります。

 

 

指示をすることは患者さんのためでもありますが、自分自身の負担を軽減させるためにもあります。

本当に忙しくて、仕事をしてほしいと思った場合、ハッキリと言わないとご自身の身が持たなくなります。

仕事しない人の分まで仕事をして体を壊してしまっては元も子もありません。

 

 

ポイント

  • 周囲の状況を把握できない人はまず、自分が何をすべきかを把握すべき
  • 状況を把握できない人に対しては具体的な指示を与えて仕事してもらう

 



まとめ

検査技師の仕事の内容的に頭で考える必要がなく、自分自身が培ってきた技術で検査をしていることが多いです。

 

また、臨床検査技師は常に考えることをしないので、効率良く作業を進めることをしません。

勉強の良し悪しではなく、仕事ができるかどうかの良し悪しが重要になります。

検査技師は常に作業効率を意識して行動しなければいけません。

 

そして、周囲の状況を把握できるようにし、自ら進んで行動できるようにして下さい。

また、指示がないと動けない人には具体的な指示を出して、動いてもらうようにして下さい。抽象的だと途中から仕事をしなくなる可能性があります。



  • この記事を書いた人

ナオキ

中規模病院の臨床検査技師から一般企業に転職。 転職期間10ヶ月、応募数は100社以上。 →転職で給料と休日数アップ。 検査技師から一般企業への転職で自信がない、内定が貰えない人向けに記事作成

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