こんにちは、ナオキです!中規模病院で臨床検査技師として働いています。
「講習会に参加しようかどうしようか迷っている」と悩んでいませんか?
そんな方に向けて、講習会に参加した方が良い理由について書きました!
こんな方におすすめ
- 講習会に参加する価値がないと考えている人
- 仕事にも少し慣れて、初めて講習会に参加しようと考えている人
本記事では講習会に参加する価値がある内容についてご紹介しています。
私自身、色々な講習会に参加して聴いてきましたが、9割以上が価値のある内容でした。
講習会に参加することで、仕事に対しての行動や考え方が変わったりするので、講習会に参加した方が良いです。
是非、今回の記事を読んで、参考にしてみて下さい!
目次
1. 【大前提】常に勉強し続けることが大切
学校で勉強は終了する訳ではなく、社会人になってからも勉強をし続けることは大切です。
臨床検査技師に限らず、社会人になっても勉強し続ける人は多くおり、より多くの資格や知識を得ています。
また、勉強で得た内容を仕事に活かしていくことも重要になります。
ココがポイント
- 社会人になっても常に勉強し続けることが大切
- 勉強で得た内容を活かす
1.1 検査技師は常に勉強し続けなければならない
検査技師は医療に携わる以上、常に勉強し続けなければいけません。
医療は常に進歩しており、学生時代のままの知識でいると取り残されてしまいます。
具体例として、ALPとLDの測定法がJSCCからIFCCへ変更されました。
これは仕事をする上で、絶対に知っておかなければならないので、勉強をする必要があります。
変更された理由を考える
- 何故、ALPとLDの測定法がIFCCになったのか?
- IFCCの測定法による基準値の変更点 など
何も知らずに、「へぇー変わったんだ」程度で考えていると医師や看護師に説明を求められた際に説明ができなくなります。
上記のように測定方法などが変更されることがあり、自分自身で説明もできるようにするために、常に勉強し続けなければいけません。
2. 講習会に参加して話を聴いた方が絶対に良い!!!
講習会では有益な内容がタダで聴くことができます。
講習会によっては費用が掛かる場合がありますが、それでも安い値段で有益な内容を聴けます。
また、時間も1時間程度であり、それほど長い訳ではありません。
ポイント
講習会は有益な内容をコスパ良く聴くことができる
自分の病院では目にすることができない珍しい症例や他院の検査技師が得られた知識などを学ぶことができます。
講師のほとんどは他の病院で勤務している先輩検査技師なので、検査技師としてリアルな知識を聴けます!
そのため、講習会に参加して、有益な内容を自分の知識として蓄えた方が良いです。
2.1 新人でどの講習会を聴こうか迷っている場合は取り合えず目についた講習会に参加してみる
新人の検査技師でどの講習会に参加しようか迷った場合は取り合えず、最初にめについた講習会に参加してみると良いです。
初めて講習会に参加して話を聴くので、講習会がどんなものなのか雰囲気などを感じ取るだけで良いと思っています。
気楽に話を聴き、無理して勉強しようと考える必要はありません。
2回目から自分が学びたいと思う講習会に参加して、勉強をしていけば問題ありません。
講習会で発表する人によって面白かったり、つまらなかったり、勉強になったなど色々あります。
勿論、最初から真剣に学びに聴いても問題ありません。
3. 【小・中規模病院向け】自分が担当していないセクションの講習会も聴いた方が良い
小・中規模病院で勤務している検査技師は他のセクションの講習会を聴いた方が良いです。
小・中規模病院の当直者は1人で複数セクションを検査しなければいけません。
そのため、自分が担当しているセクションだけでなく、他のセクションの講習会を聴いておいた方が多くの知識を得ることができます。
硝子円柱などあまり観る機会がない細胞について詳しく説明してくれたので、今でも役に立っています!
ポイント
他のセクションの講習会にも参加することでより多くの知識を身に着ける
講習会も1人で当直をする人向けに開くことがあります。
実際に現場で検査をしている人が発表をするので、学校で教わる内容よりも納得感があります。
4. 講習会で聴いた内容が常に役に立つ内容とふとした瞬間に役立つ内容がある
講習会は日頃の検査で役立つ内容を発表していますが、たまーにしか役に立たない内容を発表していることもあります。
しかし、講習会の内容を聴いて、「やっぱりそうか」と確信を得たり、「へーそうなんだ」と新たな知識が得られます。
どちらにせよ、講習会を聴く価値は十分にあります。
4.1 常に役立つ内容は復習感覚で聴く
仕事をする上で常に役立つ内容は、自分でも常に仕事をしているので、復習感覚で聴くのが丁度良いと思います。
人によっては、あまり役に立たないと感じる人もいるかと思われます。
しかし、復習のつもりで聴いていれば、「そういえば、こんなこと言ってたな」と振り返ることができます。
学生時代に聴いていた座学とは異なり、実際に検査をしていて役立つ情報ばかりなので、「そういう見方があったんだ」と新たに知ることもできます。
4.2 ふとした瞬間に役立つ内容はどこかで役に立つ瞬間がくる
たまーにしか役に立たない内容はふとした瞬間に役立ちます。
たまーにしか役に立たない内容は珍しい検査であることが多く、実際に直面した場合、「そう言えば、講習会で似たような内容を聴いたな」と振り返ることができます。
手を動かして検査をしてみると、「そういうことか!」と理解を深められます。
ふとした瞬間なので、いつ講習会で聴いた内容を活かせるかはわかりませんが、実際に目にすると、自分の知識として蓄えることができます。
5. 一般企業も講習会で研究発表をしている
講習会で発表する人は検査技師であるとは限らず、試薬メーカーなどの一般企業で研究している人が発表することもあります。
研究発表したからといって、実際に病院の検査室で運用される可能性は低く、役に立つ機会も本当に少ないです。
しかし、発表しているメーカーが独自に開発した試薬で検査をすると、他の試薬よりも感度が高かったり、今まで検査が難しかった検査もできたりします。
一般企業の発表は予備知識や自分の探求心を満たすために聴くためにある講習会だと思って下さい。
まとめ
今回は講習会に参加すべきかどうかについて書きました。
今回の記事のおさらいをしておきましょう!
今回のおさらい
- 勉強は社会人になっても続ける必要があり、勉強で得た内容を仕事に活かすことができる
- 講習会はコスパが良いので、参加した方が良い
- 自分のセクション以外の講習会にも参加して知識を得る
- 講習会で学んだ内容は役に立つ時が来る
- 一般企業は講習会で研究発表をしている
人によって、子育てや家庭の事情などで、講習会に参加できない人もいるかと思います。
私個人的には、なるべく講習会に参加することをお勧めします。
お疲れさまでした!