こんにちは、ナオキです!中規模病院で臨床検査技師として働いています。
「明日から臨床検査技師として入職するけど、新人として迷惑を掛けるのではないか」と悩んでいませんか?
そんな方に向けて、新人の研修中にこれだけは絶対に押さえておきたい内容を4選ご用意しました!
こんな方におすすめ
- 社会人として不安な気持ちを抱えている人
- 研修が始まったけど、ちゃんとメモできているか不安な人
- 何事にも心配性な人
今回の記事は基礎中の基礎を書いていますが、はたらく上では絶対に必要な内容です。
今回の記事では社会人としてのマナーやメモした内容をまとめる方法を書きました。
是非参考にしてみて下さい!
1. 自分から先輩に声を掛けていく
仕事を教えてもらう以上自分から先輩に声を掛け、教わる必要があります。
指をくわえて教えてもらって当然のような態度を取っていると何も教えてくれません。
また、声を掛けるタイミングも考えて行動しなければいけません。忙しい時に声を掛けられても教えている余裕はありません。
1.1 【大前提】自分から挨拶をする
挨拶は人間としてのマナーであり、基本中の基本です。
挨拶をして損をすることはなく、寧ろ挨拶をしないと印象が悪くなります。
挨拶をして嫌な気持ちになる人はいませんし、9割以上の人が挨拶を返してくれます。
以下に必要最低限の挨拶の言葉を載せておきますので、参考にして下さい。
挨拶の言葉
- おはようございます
- お疲れ様です
- ありがとうございます
- よろしくお願いします
どんなに気が合わない人でも挨拶はするようにして下さい。
怒られたり、仕事で言い合いになったとしても必ず挨拶はするようにしましょう。
1.2 自分から積極的に仕事を教わりにいく
自分から積極的に学ぶ姿勢を先輩に見せないと教えてくれない可能性があります。
そこで、仕事を教わる上で重要な2つのポイントをご紹介しますね!
ポイント
- 仕事は受け身でなく、自分から先輩に仕事を教わる
- 仕事を教えてもらったことに感謝する
教わる立場である以上自分から訊きに行かないと永遠に仕事を覚えることができなくなります。
社会人になると、誰も手取り足取り教えてくれません。人によっては後輩から仕事を教わりに来るのが当然と考える人もいます。
先輩は後輩に仕事を教えることによって作業効率が悪くなったり、自分の仕事ができなくなる可能性があります。
仕事を教えてもらうということは先輩の時間や効率を奪うことになります。仕事を教えてもらったら、感謝をするようにして下さい。
自分から積極的に教わりにいき、教えてもらったら感謝することを忘れないように心がけましょう!
1.3 忙しい時は無理に教わろうとしない
仕事が忙しい際、新人に教えている余裕はなく、採血検体の処理を優先しなければいけないことがあります。
本当に仕事が忙しい時、新人が邪魔になる場合があるので、新人としての立ち振る舞いを考えなければいけません。
採血検体が引っ切り無しにくる場合、検体を処理していかなければ、検査を進めることができません。
検体を処理しているのに声を掛けられると、迷惑だったりします。
ポイント
仕事が忙しい際は無理に教わるのではなく、タイミングを考えて先輩から教わる
先輩から教わることができなくても、先輩の行動や検体の処理方法を見て学ぶことも新人にとっては重要です!
仕事ができる人の真似をするだけでもだいぶ違うので、意識してみて下さい。
2. 先輩からの教わる内容をメモる!
新人の内はとにかくメモすることが重要になります。
人は頭で記憶できるほど賢くなく、1回だけのメモが完璧であることはないです。
どんな小さなことでもメモして、仕事ができるようになって下さい!
2.1 1回教わっただけで覚えられない
99%以上の人は1度で仕事を教わっただけで覚えられるほど頭は良くないです。
最初にメモした内容も完璧ではなく、中途半端なことが多いです。
同じ内容であっても毎回メモをするように意識して下さい。
2回目のメモで1回目には書いていなかった細かい内容を書いていることがあります。
2.2 同じ内容を3回も教わる際は部分的に訊く
先輩から同じ内容を3回も教えてもらうのであれば、全部でなく、訊きたい内容の一部だけを訊くようにして下さい。
同じ先輩に同じ内容を教わると失礼と感じるかもしれませんし、教わる側も3回目になると大まかな内容は知っていると思われます。
新人自身も1から説明してもらわなくても、メモで書き洩らしていたり、分からない部分だけ理解できれば問題ない場合が多いです。
先輩に仕事の内容で質問をする際は具体的にどこがわからないのかを明確にして効くようにしましょう!
上記のように具体的な内容で部分的に質問をすれば問題ないです。
部分的な質問であれば、3回目であってもお叱りを受ける可能性は低く、先輩も質問された部分だけ答えれば良いのでラクです。
どうしても3回目の説明であっても最初から教えてもらいたい方へ
先輩が忙しくなく、患者がほとんど来そうにないタイミングを見計らって、頭を下げて教えてもらうようにして下さい
3. メモした内容を綺麗にまとめる
先輩いから教わった内容をメモしただけで終わらせるのではなく、メモした内容を清書する必要があります。
清書することでいつでも見やすく、わかりやすい自分だけのマニュアルができます。
当直中や担当者が不在の時にマニュアルがあると安心して検査を進めることができます。
具体的に、どうのようにしてまとめていけばいいのかを下記に示します。
3.1 自分の書いたメモは完璧ではない
メモした内容はなぐり書きで書かれており、部分的に書ききれていない場合があります。
先輩の説明のペースが早かったり、先輩を待たせてはいけないという気持ちでメモがなぐり書きの状態になってしまいます。
完璧に書けていないからこそ同じ内容の説明であっても毎回メモをするようにして下さい!
3.2 メモは自分のモノであり、他人のモノではない
メモは綺麗に書く必要はなく、自分だけがわかるように書ければ問題ないです。
メモは他人に見せたり、見られるために書くモノではありません。
他人のことなど気にせず、自分の書いてある内容にだけ目を向けていれば良いです。
3.3 その日中にメモした内容をまとめる
仕事が終ったその日の内にメモした内容を振り返りながらまとめることが重要です。
人間は忘れる生き物なので、教わった日の内に復習して、メモした内容をまとめるようにしないと覚えられません。
また、まとめる際はいつ見ても分かりやすいように綺麗にまとめるようにして下さい!
ポイント
- その日に教わった内容を振り返りながらまとめる
- いつ、どんな時に見ても分かりやすいようにまとめる
振り返りながらまとめていると、書き洩らしや疑問点、わからない部分などが出てくるかと思います。
わからない部分が明確になるので、次の日、先輩に質問をすると具体的な答えが返ってくる可能性があります。
先輩から教わった内容を付け加えて、完成度の高いモノに仕上げていくことができます!
3.4 まとめる際は綺麗にまとめる
いつどんな時に見ても、確実に検査を進めていくことができるように綺麗まとめるようにしましょう。
綺麗にまとめることができないと、将来仕事でわからなくなった際に見ても意味がなくなってしまいます。
検査技師では手順などの方法が重要だったりするので、絶対に間違えないマニュアルを作れるように意識して下さい!
メモとは異なり、今後仕事をする上で一生使うかもしれないマニュアルなので、綺麗にまとめることをお勧めします。
参考
私はパソコンで自分だけのマニュアルを作成することをお勧めします。パソコンであれば、いつでも簡単に書き直しや付け足しができます。
また、手で書くよりも圧倒的に効率良くまとめられます。
4. わからない内容はそのままにしない
新人の研修中にわからない内容は無いようにして下さい!
わからない内容がある場合は必ず先輩に訊いて、理解できるようにして下さい。
以下にわからない状態でいるとどのようなことが起こるのかを書きました。
参考にしてみて下さい。
ポイント
- 医療事故を起こしてしまう可能性がある
- 検査に時間が掛かってしまう
- 正確に検査できずミスを犯してしまう
1つずつ解説していきます。
4.1 医療事故を起こす可能性がある
検査に関する内容でわからない状態でいると、医療事故を起こしてしまう可能性があります。
誤った検査結果で患者さんに正しい処置が施されなくなると、患者さんが重症化したり、本来であれば必要のない処置をすることになります。
検査技師にとって、検査の方法を知らない、わからないなどで仕事をすると患者さんの命取りになるので、わからない状態が無いようにして下さい。
4.2 検査方法がわからずに時間が掛かってしまう
検査方法がわからないと、この方法で合っているのかなと自信が無い状態で検査をするので、検査に時間が掛かってしまいます。
この結果、検査結果が出るのが遅くなってしまい、医師や看護師さんに迷惑を掛けるようになります。
検査結果をスムーズに出すことで、患者さんにはやく処置できます。
4.3 正確に検査できずミスを犯してしまう
不安な状態で検査をしていると正確に検査ができず、必ずミスをしてしまいます。
検査方法がわからないかったり、自信がないから正確に検査ができなかったりします。
そのため、不明な点は先輩に必ず訊くようしましょう!
4.4 わからないことは先輩に訊く
わからない内容は先輩に訊いた方が手っ取り早いです。
自分で解決しようとしてみても良いのですが、時間が掛かったり、間違った方法で検査をしてしまいます。
先輩に訊けば一瞬で自分がわからなかった悩みが解決します。
先輩も1から教えると面倒くさいと感じてしまいます
怖い先輩で、質問しようにも勇気がいる場合であっても、頭を下げて訊くようにして下さい。
わからないまま検査をしてしまい、医療事故になる方が問題になるので、しっかりと理解して検査できるようになりましょう!
まとめ
今回は新人の検査技師が入職してから押さえておきたいこと4選を書きました。
おさらいをしておきましょう!
今回のまとめ
- 自分から先輩に声を掛ける
- 先輩から教わる内容をメモる
- メモした内容を綺麗にまとめる
- わからない内容はそのままにしない
どれも基本的な内容ですが、しっかりと押さえておかないと仕事ができなくなります。
今回書いてあること全て実践できない場合は、一番最初に書いた『自分から先輩に声を掛ける』だけでも良いので実践してみて下さい。
記事を読んでくださりありがとうございます。
お疲れ様でした。