こんにちは、ナオキです!中規模病院で臨床検査技師として働いています。
「臨床検査技師の学校で勉強しているけど自分に適した職種なのか」と悩んでいませんか?
そんな方に向けて臨床検査技師に向いている人の特徴についての記事を書きました!
こんな方におすすめ
- 臨床検査技師になろうかを迷っている人
- 臨床検査技師に向いているか不安に思っている人
今回紹介する内容では臨床検査技師に向いている人の特徴5つをご紹介致します。
1つでも当てはまれば、臨床検査技師に向いていますので、参考にしてみて下さい!
目次
1. 体力がある人
どの職種においても体力がある人が求められますが、臨床検査技師はそれ以上に体力が必要です。
体力が求められる理由は以下の2つです。
体力が求めらる理由
- 当直では24時間以上働く(病院の勤務体制により異なる)
- 採血や検体検査は立っている時間が長い
上記2つについて解説していきます。
1.1 当直では24時間以上働く
病院で勤務している臨床検査技師は夜勤帯も働かなければいけない職種です。
病院によって異なりますが、当直がある場合の勤務体制は
朝9時に勤務が始まり、次の朝9時まで
勤務するのが基本です。
また、土日・祝日は24時間以上働きます。
疲れが溜まって、体を壊す人もいます
1日以上寝ずに仕事をする体力がある人が求められます。
私が就活中に経験した内容
就活の面接においても、「1日も寝ずに働くことができますか?」と訊かれる場合があります。
このような質問をされたら、1日働ける返答をした方が適切です。
1.2 採血や検体検査は立っている時間が長い
採血や検体検査では立っている時間が長いです。
採血では患者さんに針を刺すのに神経を使います。
検体検査は検体を機械に掛けたり、片付けたり、試薬の補充などがあり、動き回ります。
精神的な疲労でより体の調子が悪くなる場合があるので、体力がある人が求められます。
2. 黙々と同じ作業をするのが得意な人
検体検査、生理機能県、病理検査、どの検査であっても同じ作業の繰り返しです。
検体検査では流れが決まっています。
検体検査の一連の流れ
採血検体を受け付ける
→遠心する
→検体を搬送ラックに並べて機械に掛ける
→結果を送る
→検体を片付ける
生理機能検査、病理検査でも同じ作業の繰り返しです。
同じ作業の繰り返しでも退屈にならず、続けられる人は臨床検査技師に向いています。
3. 勉強熱心な人
自分から勉強していくことできる人が向いており、強制的に勉強させられると感じてしまう人には向いていません。
臨床検査技師になっても、勉強し続ける必要があり、勉強会に積極的に参加する人材が求められます。
また、2級臨床検査士などの資格を取得していかなければ、上司から評価されません。
病院によっては資格取得や学会発表を強制的に実施している施設もあります。
自分の知識向上のためだけでなく、上司からの評価のためにも勉強し続ける人が臨床検査技師に向いています。
3.1 転職する際に資格が無いと不利
転職する際に資格がないと圧倒的に不利です。
日本では、
難しい資格を持っている=優秀な人材
であると判断します。
前の職場で仕事ができたとしても、資格が無いと無能な人であると判断されてしまいます。
4. 安定性を求めている人
臨床検査技師は今後数十年は無くならならい職業であり、給料も安定しており、困ることはありません。
検体検査はAIに取って代わられる可能性がありますが、エコー検査は技術が必要な検査なので、AIや機械にはできません。
エコー検査は非侵襲性であるため、検査をする需要が高いです。
5. 大人しい人
ここで言う「大人しい人」は2つの意味があります。
大人しい人
- 性格が大人しい人
- 競争するのが嫌な人
1つでも当てはまっていれば、臨床検査技師に向いています。
この2つの「大人しい人」について詳しく解説していきます。
5.1 性格が大人しい人
病院の検査室では、性格が大人しい人が多いです。
体育会系のように大きな声を出している人や騒がしい人はあまりいません。
人とコミュニケーションを取るのが苦手という人も中にはいますが、業務連絡をしていると必然的に会話ができるようになります。
お互い性格が大人しい方があまり言い争いをすることがないので、平和に仕事をすることができます。
また、プライベートな事にも干渉し過ぎないので、嫌な気持ちにもなりません。
5.2 競争するのが嫌な人
一般企業では社員に営業成績などで競争させることがありますが、そもそも病院に営業成績という目標がありません。
そのため、臨床検査技師は平和的に仕事をしています。
検査技師はどの人も平等に評価されますので、資格の数が多くても昇進するスピードはほとんど変わりません。
そのため、他人と競争せずに、穏便に仕事をしたいと考えている人には臨床検査技師が向いています。
6. どれにも当てはまらなくても臨床検査技師になれる
臨床検査技師に向いている5つの特徴全てに当てはまらくても問題ありません。
臨床検査技師の仕事をしていく内に段々と慣れてきて、順応するようになってきます。
体力がなくて、当直ができない人であっても、夜間に診察をしない病院に就職すれば、仕事ができます。
臨床検査技師の国家資格さえ持っていれば、誰でもできる仕事です。
仕事場の環境次第で、自然と上記特徴に当てはまってくるようになります。
まとめ
今回は臨床検査技師に向いている人の特徴5選について書きました。
今回の記事のおさらいをしておきましょう!
今回のおさらい
どれか1つでも当てはまっていた場合、臨床検査技師に向いている可能性があります。
逆に、上記5つの特徴に当てはまっていなくても、臨床検査技師になることはできます。
臨床検査技師が自分に向いているか不安に思っている人でも、実際になることはできます。
臨床検査技師になるために努力して、国家試験に合格できるようにして下さい!
お疲れさまでした。