臨床検査技師は病院以外にも検査センターや健診センターなどで働いています。
この他にも治験やMRなどに就職する人もいます。
私は臨床検査技師の学校を卒業するから必ず検査技師にならなければいけないとは思っていません。
自分に合っている職に就いて働くことができれば最良だと思っています。
今回は病院以外の新卒の就職活動について書いていきます。
今回の記事内容
- 検査技師の資格が必要な検査センターと健診センターの就活について
- 検査技師の資格が無くても働ける職種の就活
検査センターは病院の次に多い
臨床検査技師として働いている中で、病院の次に多いのが検査センターです。
検査センターは株式会社なので、一般企業と同じ時期に就職活動が開始します。
また、採用選考内容も一般企業とあまり変わりません。
普通にしていれば6月までには内々定が出ると思います。
書類選考、一般常識問題(SPI)、面接が主な採用選考です。
対策方法は履歴書(エントリーシート : ES)をしっかりと書き、一般常識問題やSPIをやっていれば問題ないと思います。
面接もそこまでぶっ飛んだ質問はされないと思われ、普通に受け答えができていれば問題ありません。
病院の就活とは異なり、国家試験に準じた問題は出題されません。
採用時期的にも国会試験までには時間がありますので、国家試験に合格するだろうと見込んだ上で採用します。
学校によっては病院実習と就活時期が重なってしまい、大変な思いをするかもしれません。
そのため、検査センターの就活は早めに対策をしておいた方が良いです。
人によっては病院にしようか検査センターにしようか迷う人もいると思います。
私もどちらにしようか迷いましたが、10年後の自分がどうしていたいかを予想して病院を選びました。
病院や会社の10年後を考え、さらに10年後の自分の姿も考えて決めました。
10年後は会社や自分自身もどうなっているかはわかりませんが、一応10年後にも存在しているだろうと考えて予想しました。
私は未来を考えて選びましたが、人によっては休日、福利厚生、お給料など様々な考えで選ぶこともあります。
健診センターは当直がないので、狙う人がいる
健診センターの就活時期は一般企業とほぼ同じです。
夏前には採用結果が出ると思われます。
履歴書、適性検査、面接が主な採用試験内容です。
健診センターも難しい内容を訊かれたりすることはありません。
普通にしていれば問題ありません。
病院の検査技師とは異なり、健診センターは当直がありません。
しかし、健診センターは学校や企業に出張する機会が多いので、朝早く出勤することがあります。
当直が嫌だから健診センターにするという人もいます。
また、病院のように慌ただしく検査するようなことがあまりありません。
治験はコミュニケーションが必要不可欠
治験は臨床検査技師の資格がなくても仕事をすることができますが、資格を持っていた方が就活や仕事をする上で役に立ちます。
検査技師や薬剤師、看護師など医療系の資格や医療系の学校を卒業している人の方が就職しやすいです。
しかし、治験に求められるのはコミュニケーション能力です。
ただ検査技師の資格を持っていたり、学校を卒業していても人と話すのが苦手だと就職するのが難しいです。
病院や検査センターでは最悪、コミュニケーションが苦手でも仕事をすることができます。
しかし、治験は医師や看護師、患者にしっかり説明する必要があります。
医学的知識も必要ですが、コミュニケーションが取れなければ、役に立ちません。
治験の就活時期はとても早いです。
3月に就活が解禁されるとしたら、1月~2月くらいに就活が始まります。
そして一瞬にして終わります。
とこんな感じで私の大学の先輩は治験の内定を貰っていました。
大学の先輩は治験のインターンシップにも参加していたので、スムーズに就活ができたのかもしれません。
履歴書、一般常識(SPIなど)、面接が選考方法です。
会社によってはグループディスカッションや集団面接を実施するところもあります。
難しいことは訊かれませんが、社交性やコミュニケーション能力が高いかどうかは見られます。
MRは検査技師の学校から就職する人は少ない
薬は場合によっては毒にもなりかねないものです。
そのため、治験以上に高い能力が求めらると思います。
臨床検査技師免許を取得できる大学からMRに就職する人は少ないです。
薬剤や薬品を取り扱うので、薬学部出身の人が多く就職します。
臨床検査技師になるために勉強だけでは不十分であり、薬学部並に薬に関する内容を勉強する必要があります。
治験と同様にコミュニケーションも求められる職種です。
MRは薬を薬局や病院にどれほど有用性があるかを示す必要があります。
正直、精神がタフでないと仕事をすることが難しいです。
選考方法も厳しく、一般常識以外にも小論文などが課題として出題されることもあります。
面接も臨床検査技師の面接と比べると厳しいと思われます。
その他
人によっては臨床検査技師が合わなかったと感じる人もいます。
臨床検査技師や臨床検査技師の資格を持っていて役に立つ仕事などとは全く関係ない仕事に就く人がいます。
公務員や事業を始めるなど様々です。
研究をしたいと思う人もおり、大学院に進学することもあります。
その他の職種の就活状況は異なりますので、詳細に書くことができません。
しかし、自分の固い意志を持って就活をしていますので、徹底的な対策をしています。
生半可な覚悟でやっている人は落とされることもあるので、しっかりと対策をして下さい。
まとめ
臨床検査技師の就活は病院以外にも検査センターや健診センターがあります。
この2つが検査技師の免許が必須になりますが、免許がなくても働くことができる職種もあります。
治験などは検査技師の免許はなくてもいいですが、免許を持っていた方が就活では有利になります。
治験はコミュニケーションが必要になりますので、人によって向き不向きがあります。
自分に検査技師の仕事が合わないと感じて多職種に就活する人もいます。
私はそれはそれで良いと考えています。
自分が嫌と感じる仕事をずっと続けていくのは苦ですし、精神的にやられてしまいます。
自分にあった仕事を見つけて、働くのが一番だと考えています。
ぜひ、自分にあった仕事見つけて、やりがいのある働き方をして下さい。