検査技師

中規模病院の臨床検査技師は仕事があまりできない!?リアルな実態をご紹介!

2022年4月20日

こんにちは、ナオキです!中規模病院で臨床検査技師として働いています。

 

「自分が働いている検査室は他の病院の検査室と比べてどんな感じなんだろう?」と思うことはないでしょうか?

そこで、今回はどのような人が中規模病院で臨床検査技師として働いているのかを記事にしました!

 

こんな方におすすめ

  • これから臨床検査技師を目指している人
  • 他の病院の臨床検査技師の実態がわからない人
  • 医療従事者はしっかりした人たちがいる組織だと考えている人

 

 

実際に中規模病院の検査室で働いている私が本記事を書いていますので、リアルな内容です!

 

学生時代に病院実習で病院の検査室内の何となくの雰囲気を感じ取ったかもしれませんが、実際に働いてからの感じ方とは異なります。

 

本記事を参考に、中規模病院の臨床検査技師にはどんな人材がいるのかを把握して下さい。

 

 



1. 患者のためではなく、自分のために仕事をする

検体の処理や検査結果を送らずに、不用意な電子カルテの閲覧をしたり、優先順位の低い仕事をする人などがいます。

周囲の人たちが忙しくしても、お構いなしに今すべき仕事とは関係ないことをし出します。

 

「今それをやらなくてもいいでしょ」と誰もが思うようなことをしており、仕事をしないのであれば邪魔である

このような人たちの心理は

 

今すべき仕事<今思いついたことをする

 

であるため、患者さんや医師、看護師さんのために行動するのではなく、自分のために行動します。

 

 

1.1 仕事をせずに何をしているのか?

思いつきで行動してしまう人たちは

 

  • 珍しい 症例 or 興味がある検査データを詳しく知りたい
  • 検査とは関係ない仕事をいきなり思い出す

 

という気持ちで、今見るべき時間ではないタイミングに電子カルテを閲覧したり、どうでもいいような仕事やりを始めます。

 

気になった検査データや自分の仕事があるのであれば、後で時間がある時にやれば済む話です。

しかし、突発的に見つけたり、思い出すので、直ぐに取り組まないと気が済まないのです。

 

そのため、どんなに周囲が忙しくても自分の事を優先して行動します。

 



2. 自分が楽をしたいという考えしかない

8割位の臨床検査技師は検査結果を早く出すことや検体を正確に処理するために努力をしようという考えはありません。

 

寧ろ、「検査結果をはやく出さなくたって、大して変わらないでしょ」と考える人が多いです。

 

当直帯の救急では、1秒でも検査結果を早く送ってほしいと看護師さんが思っているにも関わらず、1時間経過しても検査結果を送らない人がいます。

 

ナオキ
夜間の当直で体がツラいのが分からなくもないですが、検査結果が1時間経過しても送らないのはヒド過ぎます

 

 

ポイント

患者さんの検査結果 < 自分が楽になりたい気持ち

 

 

2.1 相手の気持ちになって考えられない

楽をしたいという人たちは誰かのために行動するという考えが薄いです。

 

自分さえ良ければいい

 

という考えでしか行動しません。

 

結果をはやく知りたい医師、看護師さんの気持ちを1ミリも考慮しません。

 

中規模病院の臨床検査技師は自己中心的な人が多い

 

また、救急の検体で、時間が経過しても提出されなかった場合、看護師さんに確認することなく、

 

救急の看護師が検査科に連絡しないのがいけないんでしょ

 

と、看護師に責任を押し付け、自分は関係ないのような発言をする人もいます。

 

ナオキ
この発言を聞いた際、救急の看護師さんの忙しさをあまりにも知らなさ過ぎると思いました

 



3. 思考停止状態で仕事をしている

臨床検査技師はどうやったら効率良く検査結果を早く送れるかを考えずに仕事をしています。

 

救急の検体や化学療法をしている患者さんの検体はなるべく早く結果を送らなければいけません。

検査をする優先順位を考えて処理する必要があります。

 

しかし、実際は、検査結果を早く送らなければいけない検体がどれであるかなどを考えずにテキトーに作業をしています。

 

 

3.1 思考停止で仕事をする事例①

生化学検体は血液が固まった血餅(けっぺい)の状態になってから遠心しなければ、フィブリンが析出してしまいます。

フィブリンは測定機器のプローブが故障する原因になるので、フィブリンを除去してから、再度遠心する必要があります。

 

思考停止で仕事をしている人は血餅になっているかを確認せずに遠心するので、毎回フィブリンが析出します!

 

毎回、遠心が終わる度にフィブリンが析出すると、フィブリンを除去しなければならず、効率が悪いです。また、2回も遠心をすることも効率が悪いです。

 

 

フィブリンが析出しないためにはどうすべきなのかを思考することもなければ、自身の経験から学ぼうともしません。

研修中に教わっていても、自分にとっては重要ではないため、頭の中から忘れてテキトーに仕事をするようになるのです。

 

 

3.2 思考停止で仕事をする事例②

医師に緊急報告をする際も、「A医師は外来だから外来に出向くか」という考えにはならず、電話で済ませようとします。

 

医師が外来で診察をしてる際は臨床検査技師が外来まで出向き、緊急報告をします。

 

ナオキ
診察中に電話をするのは失礼であり、医師にとってみると迷惑と思う場合もあります

 

医師が外来中でなく、院内のどこかにいる場合は電話で緊急報告をします。

 

しかし、医師が患者さんとインフォームド・コンセント(IC)をしていることもあり、この場合、医師は電話に出られません。

 

考えることができない臨床検査技師はしつこく医師が出るまで電話をし続けます。

 

医師などの相手の状況を考えることもしなければ、予想することもしません。



まとめ

今回は中規模病院で働いている臨床検査技師の実態をご紹介してきました。

 

今回の記事のおさらいをしておきましょう!

 

 

 

臨床検査技師の中にはちゃんと思考して、患者さんのためにはやく検査結果を送る人もいます。

全員が全員、仕事を真面目にしていない訳ではありません。

 

第2弾の記事でもリアルな中規模病院の臨床検査技師の実態について書いています。

是非参考にしてみて下さい!

 

 

お疲れさまでした。

 



  • この記事を書いた人

ナオキ

中規模病院の臨床検査技師から一般企業に転職。 転職期間10ヶ月、応募数は100社以上。 →転職で給料と休日数アップ。 検査技師から一般企業への転職で自信がない、内定が貰えない人向けに記事作成

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