私は大学生まで人と話すのが苦手で、自分から積極的に話すことができませんでした。誰かと話すのに心臓をバクバクさせながら話しかけたり、事前に話す言葉や内容を準備しながら話していました。
いわゆるコミュ障の状態でした。
しかし、社会人・検査技師として働くようになってから自分から積極的に話すことができるようになり、先輩の検査技師、医師、看護師と話すことができるようになりました。いちいち、話す言葉や内容を準備することなく、話せるようになりました。
今回はどのようにして私が積極的に人と話すことができるようになったのかを書いていきます。
一瞬の勇気と行動さえあれば、その後の人生においてコミュ障で悩まされることはなくなります。
誰にでもできる簡単なことです。試す価値は絶対にあります。
目次
大学生までコミュ障で積極的に友達に声を掛けることさえできなかった
私は幼少期の頃から人に話し掛けたり、掛けられるのが物凄く苦手でした。
テキトーに周りの空気に合わせながら行動していました。
小学校からスポーツクラブや部活などに所属していたので、その中で本当に仲良くなって、気が合う人には気楽な気持ちで話すことができました。
しかし、高校生くらいになると段々と周りにコミュニティができるようになり、自分だけ取り残されていくようになりました。
私は俗に言う、陰キャになっていき、無駄な高校生活を過ごしていました。
大学生でコミュ障を治そうとするが失敗し、定期試験やレポートで苦しむ
大学生になったら、心機一転コミュ障を治すぞと活き込んでいました。
そんな時に、入学式の前に大学の学生が新入生交流会みたいのを開いてくれたので、参加しました。
新入生交流会では勇気を振り絞って、積極的に色々な人に声を掛けたりしました。
しかし、会話のキャッチボールが続かず、話している人は他の人と話してしまいました。
最初は『初戦はこんなもんだ。まあ、しょうがない。実験とかしていれば仲良くなるだろう』程度にしか思っていませんでした。
大学に入学してからはサークルに所属しようと思っていましたが、どのサークルも自分に合うようなサークルはなく、所属はしませんでした。
大学生にとって友達や知り合いがいないと、定期試験の過去問や過去レポを貰えず、単位を落としてしまうのが一番の問題でした。
本当に過去問や過去レポがないと大学生は詰む可能性があります。
また、過去問以外にも実験などでプレゼンをする際は他の人をグループを組むことがありました。コミュ障の私は上手く自分の思っていることを言葉にすることができず、周りの人の意見やアイデアに乗っかるだけでした。
全くと言っていいほど自分の意思がない状態でした。
就活では何とか内定を貰えた
コミュ障が故にはっきりと話をすることができず、就活の面接ではボロボロでした。
不採用通知しか届かず、どうしようかと悩んでいました。
やっとの思いで12月に内定を貰うことができ、もうこれ以上自分を雇ってくれる病院はないと思っていました。
実は内定を貰えた病院(今仕事をしている病院)で、コミュ障を改善することができるようになりました。
社会人・臨床検査技師として働くようになってコミュ障が改善される
大学を卒業すると、社会人としてデビューすることになります。それと同時に臨床検査技師として働くようになります。
相変わらずコミュ障が治らないまま入社式を迎えてしまいました。
同期の人がいても上手く話しかけることはできませんでしたが、幸いにして入社式は無事に終えることができました。
これから検査技師として仕事をする上で、いくらコミュ障の私でも挨拶と相づちだけはするように意識しました。
次の日の朝、緊張しつつも先輩方に挨拶をし、メモを片手に先輩が教えてくれた内容をメモり、『はい』と返事だけはしました。
その後も、先輩が教えてくれる内容をひたすらメモしまくりました。
はじめて先輩にわからないことを勇気を振り絞って訊くことができた
仕事の内容を先輩から教わるのあたって、『この場合はどのようにしたら良いのだろうか』などという疑問が出てきました。
自分がわからない内容をそのまま放置していたら、一生わからないままという不安から、勇気を振り絞って先輩に質問することを決めました。
しかし、勇気を振り絞るのは気持ちであり、質問するためには先輩に声を掛けるという行動する意識が必要でした。
この時は本当に人生で一番と言っていいほど心臓の鼓動が耳から聞こえるくらいの緊張で先輩に質問をしました。
そしたら、先輩は優しく、私の質問に対して答えてくれました。
先輩に質問する緊張よりも、今後仕事でミスや失敗してまう気持ちの方が大きかったです。
仕事でミスや失敗は自分だけでなく、他の人にも迷惑を掛けることになるので、ミスや失敗をなるべくなくさなければいけません。
ポイント
わからないことを先輩に訊くという行動で私のコミュ障が改善された
人に声を掛ける以上にわからない内容をそのままにして今後失敗してしまうかもしれない不安が大きかった
仕事をする上で不安要素は取り除いて取り組んだ方が何倍も良いです。
先輩に質問しているうちに段々と話し方を知る
それでも尚、先輩に質問するには少し勇気が必要でしたが、最初に質問した時よかは簡単に声を掛けることができました。
色々な先輩達に質問をしている内に、どういう風に話し方をすれば良いのかを知ることができました。
いきなり自分から質問するのではなく、先輩から教えてくれた内容が一区切りついた後のタイミングで質問した方が良いです。
『質問宜しいですか?』などいきなり訊くのではなく、
いきなり『質問良いですか』と訊くと相手も構えてしまい、上手く会話のキャッチボールができないことがあります。
以下に示すようにして質問をすれば、自然な流れでかいわのキャッチボールができます。
上記の例のように自然な流れで質問した方が相手も楽な気持ちで答えてくれます。
このようにして自然な流れで質問をしていけば、仕事に関する内容だけでなく、ちょっとした雑談も話すことができます。
いつしか質問をするだけなく、
『これ手伝います』や『自分が検体を処理しておくので、大丈夫です』など
自分から積極的に声を掛けることができるようになりました。
段々と話し方のコツを掴んでいくようになりました。
相手の気持ちを理解せずに、傷つけてしまった
話し方のコツがわかっていても、元コミュ障であった私は相手のバックグランドやその時の状況を理解しないまま話していました。
相手の気持ちを汲み取ることができず、失礼な言葉を発現してしまうことがありました。
先輩から相手の気持ちを考えずに発言することを指摘されて、人として最低なことをしていたのに気付かされました。
あの時、先輩に指摘されなかったら、今でも他の人に対して失礼な発言をしていたと思います。
私の場合、コミュ障で話し方だけでなく、人の気持ちも考えることができていませんでした。
それからの私はどこまで話して良い内容であるかを考えながら話すようにしています。
一瞬で話す内容の良し悪しを判断しなければならず、途中で黙り込んでしまったら、会話のキャッチボールが上手くできなくなります。
瞬時に話す内容を判断する思考力も鍛えられるようになりました。
しかし、まだ瞬時に上手い言い回しなどの言葉がでてこないので、思考力は鍛えている最中です。
まとめ
今回は私がコミュ障を改善した内容について書きました。
コミュ障を改善することは誰にでもでき、
1回、一瞬の勇気さえあれば、少しずつ改善するこができます。
また、一瞬だけ勇気を持っていても行動することができなければ、意味がありません。
行動する意識がないと何もできません。
ほんの一瞬の勇気と行動さえあれば誰でもコミュ障は改善することができます。
一度試してみる価値は絶対にありますので、試してみて下さい。