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「病院の臨床検査技師はやめておけ」この理由を解説!ナオキが検査技師をおススメしない理由4選

2024年5月29日

https://naokitakahashi25.com

「臨床検査技師」と検索をすると「臨床検査技師 やめておけ」と出てくるはずです。

でも実際、本当かどうかわからないですよね



そこで、今回は病院の臨床検査技師の実態を知ってもらうために記事を書きました。



こんな方におすすめ

  • 臨床検査技師を目指している
  • 臨床検査技師の仕事が知りたい



今回の記事を読むと、病院の検査技師の給料や働き方などについて知ることができます。


病院の臨床検査技師として5年勤務したナオキが記事を書きました!

是非参考にして下さい



1. 稼げない

純粋に稼げません。

どの人も同じような内容を言っているかと思われますが、本当に稼げません。



稼げない理由は2つあります。



稼げない理由

  1. 基本給や諸手当が低い
  2. 他の職種で代替できる



検査技師は医療従事者の中でも下に見られがちです。

また、どの病院・クリニックでも必要とされている訳ではありません。

この内容について詳しく書いていきます



1.1 基本給や諸手当が低い

医者、看護師を除く医療スタッフの基本給や諸手当はそんなに高くありません。

基本給などが高くない理由としては治療行為に直接関わるかが関係しています。



医師や看護師は患者の治療に直接実施します。

しかし、検査技師は治療などには関わらず、検査しか実施しません。

この違いが給料の差に表れているのです。



ポイント

ボーナスは基本給を基にして支払われます。

基本給が低い=ボーナスも低いという意味になります。



夜勤や当直手当で稼ぐ

正直、検査技師は夜勤や当直手当で稼ぐのがメジャーな方法です。

夜勤もしくは当直をやった分だけ非課税の手当てが貰えるので、稼ぐことができます。

しかし、体へダメージも伴います。



資格手当で稼ぐ

検査技師が稼ぐ方法のもう1つの手段として資格手当があります。

しかし、雀の涙程度ですが…


2級試験などで資格を多く取得すれば、その分資格手当が貰えます。

資格を取得するために費やした分、見合った手当が貰えるかは病院によって異なります。




1.2 他の職種で代替できる

検査技師の仕事は看護師や放射線技師など他の職種で代替可能な内容です。

最悪、病院にいなくても問題ない職種になります。



残酷な真実かもしれませんが、これが現実です



検査技師は薬剤師や工学技士のように専門性の高い職種ではありません。

8割の仕事は医療スタッフであれば、誰でもできる中途半端な内容なのです。

病院の検査技師で専門性がある仕事は輸血と病理と細菌検査くらいです。



検体は誰でも取り扱える

採血検体などは看護師や放射線技師、工学技士でも取り扱えます。

検査技師でないといけない法律はありません



採血や尿などを分注するだけであれば、看護師にでもできます。

後は機械に流したり、検査センターの外注先に渡すだけ



わざわざ検査技師を雇ってまでするような仕事ではありません。



エコーは放射線技師ができる

エコー検査は放射線技師もできます。

検査技師がいる病院ではエコー検査を検査技師が検査しているだけで、検査技師がいないリハビリ専門の病院では放射線技師が検査をしています。



透析患者のシャント部位をエコーで調べるくらいであれば、工学技士が検査します。




2. 体と心がキツイ

検査技師は立っていたり、動き回る時間が多く、肉体的にダメージを受けやすいです。

特に検体検査は立ち仕事です。



常に緊張状態で仕事をしているので、肉体だけなく精神的にも疲れやすい職種です。



2.1 常に緊張状態

医療スタッフならでは内容ですが、ちょっとしたミスが医療事故になります。

検査技師の場合、正確な検査結果を出さなければ、患者さんの治療が変わってしまいます。

常に緊張状態で仕事をしているため、精神的に疲れてしまうのです。



また検査技師の仕事上、ゆっくりと仕事を進めることができず、次から次へと検体や検査依頼が入ってきます。

結果が出ないと、医師や看護師から催促の連絡があり、さらにプレッシャーに感じる…



常に緊張状態が続いているので、精神的に疲弊してしまうのです。



2.2 夜勤・当直がツライ

夜勤・当直は夜中に仕事をするので、生活リズムが崩れます。



注意ポイント

病院によっては朝から次の日の朝まで勤務する職場もあります。

私の職場では当直=24時間勤務でした。



夜中の仕事は体力がある人でもツライと感じるはずです。



実際に体調を崩して辞めていく人が3人いました。

また、生活リズムが崩れたことで精神的にもやられてしまう人もいました。

男の私でもツライと感じました




2.3休みが不規則

休みが不規則なのも、体力面と精神面に影響を与えます。



救急病院であれば、基本的に365日病院はやっています。

救急が稼働している以上、検査室も365日稼働させなければいけません。

そのため、休日出勤が必ず発生します。



休日が不規則だと、週に休みが1日しかなく、まともに体が休まりません。

また、休みの夜には「また明日も仕事か」と仕事に対してストレスを感じてしまいます。



不規則な休みは体だけでなく、精神にも悪影響を及ぼします。




3. ルーティンワークでつまらない

検査技師の仕事はほとんどがルーティンワークです。



精度管理をして、検体をながしたり、エコーの検査をするだけ…

毎日同じ作業の繰り返しで、面白いと感じる人は少ないかと思われます。



無心で仕事をしたい人や人とあまり接したくない人には向いています。



3.1 指示待ち状態

医師からの検査依頼が入らない限り、動くことができません。

何もしなくても仕事がくるという考えの人が多いです。



一般企業の人からしてみると、何でも



無駄に時間を過ごしているだけになります



思考が停止している

検査技師の仕事は自分の頭で考えて仕事を進めていきません。

何も考えずに流れ作業のように検査を進めていくだけです。



自分で考えることができなくなり、他人から言われた通りの内容しかできなくなります。



また、新しいことに挑戦する意欲がわかなくなったり、あらゆる事象に対して柔軟に対応できなくなります。




4. 一般企業へ転職しにくい

病院という特殊な組織の中にいるので、社会人としての一般常識がないと思われています。

また、コミュ障で独特な会話をするような人は一般企業へ転職が難しいです。



いくら検査技師として仕事ができたとしても、一般企業では新卒者と同じような扱いになる場合があります。



病院に出入りしている企業の人と交流をもち、マナーなどを見て学んでいかなければいけません。




まとめ

今回は病院の臨床検査技師の実態を知ってもらうための記事を書きました。



自分の将来を考え、少しでも稼ぎたかったり、無理なく働きたいのであれば、検査技師は避けた方が良いです。



しかし、今後仕事をしていく上で、検査技師の仕事が必要不可欠というのであれば、検査技師として働くことにメリットがあります。

将来のことも考えず、安易に検査技師に就こうと考えているのであれば、おススメしません。



今後の自分にとって、検査技師が本当に必要なのかを考えてみて下さい



記事を読んで下さり、ありがとうございます

  • この記事を書いた人

ナオキ

中規模病院の臨床検査技師から一般企業に転職。 転職期間10ヶ月、応募数は100社以上。 →転職で給料と休日数アップ。 検査技師から一般企業への転職で自信がない、内定が貰えない人向けに記事作成

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